本【白鳥とコウモリ🦢🦇】東野圭吾

4.0
S50世代の読書感想文!

四十にして惑わず

親のこと、家族のこと、ローンのこと、仕事のこと、生きているだけで日々悩みがあるもんだよ現代人は!
48歳ですが惑惑ワクワクしっぱなしだよ〜
昨年4月からのダイエット相変わらず毎晩のように自転車こいでます🚲
今日は読書感想文を


【白鳥とコウモリ🦢🦇】東野圭吾

先日も著者の【希望の糸⚾️】をレビューしたばかりですが自宅リビングの机の上に転がっていたので(妻が東野作品好き)またまた横取りして読了。

弁護士(白石健介)の刺殺体が停めてある車の後部座席から発見されるところから物語は始まります。
すぐに犯人(倉木達郎)は捕まり疑いようのない自供。

言い表せない違和感を感じる警察(五代)
犯人の供述から被害者の娘(白石美令)も父が殺された原因に違和感を
加害者の息子(倉木和真)もまた父親の自供内容に違和感を

被害者家族、加害者家族が感じている違和感の正体を突き止めたく動き出す2人。徐々に交錯していく2人の考え。
30年前のある殺人事件で起きた思いやりからきた小さな嘘。小さな嘘は30年間で登場人物の人生を大きく変えていく。
ある人は犯罪者の家族としてひっそりと街を出て母娘で小料理屋を。
一方ある人は苦学を重ねて身をたてる。

人の小さな嘘から歯車が大きく変わってしまった人たちがいて
それを償うために大きな嘘をつこうとした人がいて。
人が他人の罪を被る時っていうのはきっといろんな物語があるんだろうなと「事実は小説より奇なり」みたいな話が世の中にはきっと少なからずあるんだろうなと思わせるまさに東野ワールドを堪能できるお話でした。

上下巻あっという間に読むこと可能です。
ぜひ!おすすめ図書!
(個人的には「希望の糸」の方が良かったか)

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