本【正義と微笑🕺】太宰治

3.5

四十にして惑わず
全否定します。絶対にそんなことないよね〜毎日毎日惑いまくりだっつーの。。。
今年で49歳全く関係ないね。人生悩み惑いながら生きるもんだ!惑惑ワクワク暮らしています。

基本的にはダイエットのためのエアロバイク中のアマプラ映画を備忘録的に記載しているこのポンコツブログ。
割と昔から読書も好きなのでたまには読んだ本も

【正義と微笑】 太宰治
太宰といえばメロスと玉川上水くらいしか知識のない残念な団塊ジュニア世代S50もっともボリューム層でこんなアフォでもなんとなく大学までいっちゃいましたよ。。。親に感謝。
そんな「親に感謝」を思い出させてくれる物語でもありました。

いいとこの子の「進」が大学へ進学するも役者になりたく舞台を目指していく青春物語。舞台は昭和昭和10〜20年頃なのかな。
この混沌とした時代と進のモラトリアム期が重なって周囲の人間に助けられながら夢に向かっていく話。
学びがあるとか、感動して泣いちゃうって話じゃないかもしれませんが、静かに心打たれました。

自分はこの時期に一生懸命生きてたのかな?とか
あの時どんな大人になりたいと思ってたっけ?とか
今の自分の姿をあの時の自分が見たらどう思うんだろうか?
なぜかセンチメンタルな気分になりました。なんか良かったな〜

作中いくつか心に残ったのが中学の卒業時に先生がみんなに向けて伝えた

「お互いにこれからうんと勉強しよう。勉強というものはいいものだ。台数や幾何の勉強が学校を卒業してしまえばもうなんの役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ将来君たちの人格を形成させるのだ。何も自分の知識を誇る必要はない。勉強してそれからけろりと忘れてもいいんだ。覚えることが大事なのではなく、大事なのはカルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは公式や単語をたくさん暗記していることではなくて心を広く持つということなんだ。つまり愛するということを知ることだ。学生時代に不勉強だった人は社会に出てからも必ず酷いエゴイストだ。学問なんて覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども全部忘れてしまってもその勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだこれが尊いのだ。勉強しなければいかん。そうしてその学問を生活に無理に直接に役立てようと焦ってはいかん。ゆったりと真にカルチベートされた人間になれ!」

学生時代の「生活に意味のない勉強」これやって何になるんだよ!?と思いながら勉強してました。(してるふりしてました)
人に言えるほど勉強したことないけど、、、、やっぱり学生は「学びながら生きる」で学生だもんな。。。。
もっと勉強しとけば良かったとちょびっと後悔。
それでも現在割とハッピーに生きているから、、、、ま、カルチベートされてた!と思います。

うん。
あの頃の未来に今自分が立っているとは思わないが
目の前のことにその都度なんとなく当たってきたのかな〜そんなに悪くない未来でした。
そんなS50世代案外多そうだよな〜
と少しだけ感傷的になりました。

ダイエット一応続いてます。
本日のダイエット🚲58分340キロカロリー

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