どうすればよかったか? 

4.0

四十にして惑わず
まあそんなのは全然無理なのよ。誰だって知ってる。
人間はさ悩んで惑っとワクワクして困惑してまぁ〜そう簡単に「惑わず」無理っしょ
時代も違うし!日本だし!!人生100年時代だしぃ〜

当ブログはダイエットブログでエアロバイクを漕いでる時の鑑賞アマプラを備忘録も兼ねてレビューしているのですが。。今回は実際の映画を映画館へ見てきました。

【どうすればよかったか?】
見てきました。ドキュメンタリー監督の藤野氏が自分の家族を20年近く追いかけた記録です。
北海道札幌の瀟洒な雰囲気漂う外観の自宅ですがその中は、、、玄関には内側から南京錠。両親が統合失調症を発症した姉を家に閉じ込めている。外部からは絶対にわからないであろうある家庭の長い長い記録。

医者の両親の子供2人。お姉ちゃんと弟。
両親は医師ではあるが臨床医ではなく研究者。自然と姉は医師の道を志す。4浪してなんとか医学部入学を果たすも専門教育課程が始まる頃に様子がおかしくなっていく。
弟は医学部ではなく4年制の学部へ進学。(姉弟は北大なのかな。。。)
10年以上の時間を経てなんとか姉は卒業、国家試験の受験資格だけは得るが医師にはなっていない。最初の急性の症状が現れた時に入院させ父の知人の精神科医に診てもらうが「100%健康です」の返答で退院し自宅へ戻る。

「100%健康です」
最後まで明らかにはなっていませんが本当にその医師がそう言ったのかは言ったのかは父のみぞ知るところ。。
医師の父と母は娘が「統合失調症」であることを受け入れることができないでいる。
弟から見たら一目でわかる。もちろん映画をみる観客だって、要は家族以外の第三者が見たら明らかにおかしい。
弟は家から距離を置くように就職し働き仕事を辞め映像関係の学校へ通いカメラを買い自分の家族のドキュメンタリーを撮り始める。

その年数20年以上。あまりにも長い時が流れていて驚きます。
お姉さんは明朗で綺麗なきれいな女性だったのだろうということが伺えるのですが統合失調症患者そのものの身なりをしておりカメラの前でも幾度となく激しい症状を見せます。

高齢化していく両親。母親が認知症の症状を見せるようになるとまさに「ミイラとりがミイラになった」ように姉と同様の症状を見せ始める。ここにきて弟は精神科医に勧められた「姉を入院、自宅で父が母を見る」案を父親に。反発するかと思っていた父も同意することに。初めて姉が急性の症状を発症して入院してから25年もの月日が流れていました。

スクリーンで見ているだけでもたったの3ヶ月の入院で姉は驚くほど良くなって帰ってきていました。
なんでもっと早く。。。と誰もが思うところではあるのですがそんなことは家族が一番わかっていたはずなんです。

母が他界し姉も癌で他界し、本当にもう最期の近い父へインタビューするのですが、、、おそらくは統合失調症だと分かっていたんだろうなと、それでも弟(息子)からの「やり直せるとしたら?」の問いに対して
「間違っていたとは思わない」との一言。

精神疾患のイメージ、世間でどのように思われてしまうのか、医師の両親ですら認められないものなのかなと
社会や人間の知識不足(普通の病気の1つじゃん)が産んでしまった1つの家庭の25年間の記録でした。

この話はたまたま家族の1人が映像の仕事して、自身でドキュメンタリーを撮ると決め世間の目に触れることとなったが世の中に一体どれほどの家庭に大小さまざまな歪み(病気とは言いません)があるのかなと、誰にも言えない、誰にも見られたくない、隠したい小さい歪み、壊滅的な大きな歪み

この映画で統合失調症の病気を知ってもらいたいわけじゃない
どうしたらよかったのか?を知りたいと監督は言いますが
世の中にはいろんな家庭があってきっと歪みを抱えた家庭もたくさんあるんだろうなと
隣人には全くわからない歪みが、、、

あ!これダイエットブログですよ!!!
心が沈みがちな時はどんな薬よりも運動が効果ある!て聞いたことあり!ノーエビデンス!


毎晩元気にチャリンコ漕いでます!!絶好調!

コメント

タイトルとURLをコピーしました