本【羆嵐】吉村昭

S50世代の読書感想文!

四十にして惑わず

全然無理です。もうすぐ48歳になりますS50世代(昭和50年生まれ)ですが普通に毎日毎日惑いまくってます。どうにもなりません。仕事に家庭に人生に!!!!!惑惑ワクワクしっぱなしだよ!

そんなどうしようもない日々を過ごす48歳初老おじさんの(基本)ダイエットブログですが買い物したものも今後もご紹介してまいります。 (誕生日を迎え無事に48歳になってしまいました)

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はい!今回はこれ吉村昭著「羆嵐」
すんげー有名な本です。もうだいぶ前に読みましたが今年世間を騒がせている熊騒動のニュースを目にし久々に再読しました。

怖いまじ怖い怖すぎです🐻

1915年大正4年三毛別羆事件。私が生まれる60年前の実話を元にした小説ですがリアリティがすごい吉村昭ならではでしょうか。写真1枚なく北海道の原生林の中にある開拓民の小さい集落や当時の家、羆の大きさや匂いまでも感じることができます。人間の想像力が最も読書を面白くするであろうことを再認識させられます。

もともと北海道は野生動物たちの宝庫でその土地のほとんどで野生動物が「我が物顔」で闊歩していたでしょう。当然人間が新参者で後から入ってきました。「入植者」との呼称がついており人間自身もわかっていたことです。先住者たちとの軋轢は避けようがありません。

アイヌ民族の間では神とされ仕留めた後には必ず儀式をしてその場で解体していたそう。

幸い羆と突然出くわす土地に住んでるわけではないのですが自分も48歳

惑惑ワクワクしっぱなしの人生もとうに折り返しているわけで。。。。。

熊に出会わなくたって突然人生終わっちゃうやもしれません。

後悔なきように日々を生きないといけないと思わされる一冊でした!

熊に震えろ!

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